2011.09.11

運動×体操

心体育道は武術なので、稽古はもちろん体力運動である。

しかし私はこれにさまざまな体操が掛け合わせられていると思っている。

具体的にどういうことかと言うと、道場稽古は通常、準備運動(裏の捌き)→基本稽古(表の捌き)→本稽古(表の捌き)→整理運動(裏の捌き)の順で行われる。

すべての稽古は体を使った体力運動なのではあるが、それぞれが心の体操(準備運動)→頭の体操(基本稽古)→体の体操(本稽古)→心の体操(整理運動)でもある。というより、それを意識して指導するように心掛けている。

特に基本稽古では脳もしっかり汗をかくように工夫して稽古を行っている。

心体育道は文字通り「心と体を育てる武道」なのだから。