2010.12.05
先月、東京・九州の二か所で昇級審査をおこなった。
誠流武会では段級は一生の資格ではない。その時その時の実力に応じて級が与えられるため、時には下がることもある。
自衛隊には毎年おこなわれる体力検定というものがある。まさにその時点での体力を検定するためのもので、訓練を怠るともちろん容赦なく級をおとされる。誠流武会の昇級制度は、自衛隊の体力検定に良く似たものである。
そのため「もう何年も前にやめたんだけど、一応自分は空手の黒帯なんだ」なんてことはありえない。実力がなければすぐに色帯に落とされるし、ある程度の期間稽古を休んでも級が下がる。
ただし、後者の場合は、稽古に復帰した時点の次の昇級審査でその実力が認められれば、元の帯に復することができる。
あくまでも実力を表すもの、それが誠流武会の帯なのである。